「うつわ クウ」美崎ゆかりさんに教えてもらう
春の簡易金継ぎワークショップ
~これまでの活動
去年の秋に行った「金継ぎ」が大好評で、アンコールのお声が多く再度行いました。会場は、フェリシモ本社。いつもと少し違う雰囲気にスタッフ一同、若干緊張気味でしたが、無事開催できました。
ご存知のとおり「金継ぎ」は欠けたり、割れたりした器を漆を使って修復する昔ながらの修繕方法。教えていただいたのは、前回と同じく兵庫県の芦屋市にある作家ものの器のショップ&ギャラリー店主「うつわ クウ」美崎ゆかりさん。
美咲さんは、作家さんたちの器を長く使ってもらいたいという願いから、簡易な金継ぎの手法を編み出しました。
ご存知のとおり「金継ぎ」は欠けたり、割れたりした器を漆を使って修復する昔ながらの修繕方法。教えていただいたのは、前回と同じく兵庫県の芦屋市にある作家ものの器のショップ&ギャラリー店主「うつわ クウ」美崎ゆかりさん。
美咲さんは、作家さんたちの器を長く使ってもらいたいという願いから、簡易な金継ぎの手法を編み出しました。
器の種類も破損もみなさんさまざま。始まる前に、美崎さんは、ひとりひとりの破損状況を見てまわってくださいます。
「ひびはむずかしい。一回でなおりきらない場合もあります。一度薬剤を入れた後、水を張ってしみ出さないかみてみたほうがいいです」
とのこと。特に私が持ってきた湯呑みとカフェオレボウルは、ひびの距離が長く、今日一日で直すのはむずかしいとのことでした。
とのこと。特に私が持ってきた湯呑みとカフェオレボウルは、ひびの距離が長く、今日一日で直すのはむずかしいとのことでした。
取っ手が取れた器を持ってこられた方も多かったように思えます。構造上、弱くなってしまう部分なのかもしれませんね。この場合は、まず取れた取っ手を薬剤で接着、乾かします。
カケ、ワレ、ひびと器の壊れ方はさまざまですが、美崎さんは、修復のひとつひとつの工程ごとに細かく説明。説明を聞く人たちも真剣です。
破片やかけを修復した後は、金粉・銀粉をかけ乾くのを待ちます。この工程までくると「金継ぎ」気分が盛り上がって、参加されたみなさんのテンションが上がるのがわかります。
乾く間は、お茶タイム。この間にみなさん、お茶を飲んだり、情報交換をされたりとさまざま。
乾く間は、お茶タイム。この間にみなさん、お茶を飲んだり、情報交換をされたりとさまざま。
「取っ手を持つたびにきしきしとなっていたカップがしっかり持てるようになってすっとしました!」「ずっと目についていた小さなカケを埋めるだけで気持ちがすっきりしました」
など金継ぎは、心のひびやカケも修復してくれるようです。また、作家さんの器に金色や銀色が加わることで、また違った魅力がかもし出されるから不思議。古くから伝わるとてもいい技術だとあらためて思った1日でした。
など金継ぎは、心のひびやカケも修復してくれるようです。また、作家さんの器に金色や銀色が加わることで、また違った魅力がかもし出されるから不思議。古くから伝わるとてもいい技術だとあらためて思った1日でした。