養生法
2020.01.31
アーユルヴェーダで心地いい~冬の過ごし方 その3
今年は雪も降らないような暖かい大寒でしたね。寒さがきわまり、峠を越したらもうすぐ春です。アーユルヴェーダでは、2月の天候はカパ(水と地)と引き続きヴァータ(空と風)のエネルギーが増えやすい季節ですが、春に向かってカパが増加していきます。
カパの性質は、重い・冷たい・粘り気・固まる・緩慢・停滞などのエネルギーがあり、たくましく生きるための生命力そのものと言えるでしょう。そして湿気を含む暖かい気候になると、冬の間に蓄積した脂肪や体のつまりが「暖かな日差しの下に冷えていたバターを置いたら溶け出すように動きはじめる」と古典で記述しています。春の不調の代表格である
カパが増える原因は、甘味・酸味・塩味・消化に重い食事です。この反対のものとして、辛味・渋味・苦味・消化に軽いものを取り入れるとカパは減らすことができます。
しかし、今の時期はまだヴァータの冷やす、乾燥するなど空気の変動が大きいエネルギーも混ざっています。ヴァータは渋みや苦みで増えるため、極端に味を控えてしまうよりは、味のバランスを考えながら、消化に軽いものを取り入れるようにするのがいいでしょう。カパを増やさずにヴァータの不安定さを根ざすには、生蜂蜜がお勧めです。甘味はカパを増やしますが、えぐみのある生蜂蜜だけは増やしません。黒ゴマと生蜂蜜を混ぜたものをスプーン一杯舐めると喉の乾燥を抑え、殺菌になりますし、しっかりとグラウンディングさせてくれます。
スパイスを取り入れるのもいいですね。クミンは一番の消化促進剤とされ、アーユルヴェーダでは消化力、風邪、産後、関節痛の薬などによく使われています。体に毒をため込まないように春に向けて少しずつデドックスを始めていきましょう。
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ありがとうございました。
ご意見ご感想がございましたらお気軽にお聞かせください☆彡
お問合せはヨガプラーナ【[email protected]】までお気軽にご連絡ください。
アーユルヴェーダで心地いい~冬の過ごし方 その3
今年は雪も降らないような暖かい大寒でしたね。寒さがきわまり、峠を越したらもうすぐ春です。アーユルヴェーダでは、2月の天候はカパ(水と地)と引き続きヴァータ(空と風)のエネルギーが増えやすい季節ですが、春に向かってカパが増加していきます。
カパの性質は、重い・冷たい・粘り気・固まる・緩慢・停滞などのエネルギーがあり、たくましく生きるための生命力そのものと言えるでしょう。そして湿気を含む暖かい気候になると、冬の間に蓄積した脂肪や体のつまりが「暖かな日差しの下に冷えていたバターを置いたら溶け出すように動きはじめる」と古典で記述しています。春の不調の代表格である
- 花粉症
- 寒暖差アレルギー(咳やじんましん)
- 乾燥によるかゆみや肌荒れ
- 体がだるい
カパが増える原因は、甘味・酸味・塩味・消化に重い食事です。この反対のものとして、辛味・渋味・苦味・消化に軽いものを取り入れるとカパは減らすことができます。
しかし、今の時期はまだヴァータの冷やす、乾燥するなど空気の変動が大きいエネルギーも混ざっています。ヴァータは渋みや苦みで増えるため、極端に味を控えてしまうよりは、味のバランスを考えながら、消化に軽いものを取り入れるようにするのがいいでしょう。カパを増やさずにヴァータの不安定さを根ざすには、生蜂蜜がお勧めです。甘味はカパを増やしますが、えぐみのある生蜂蜜だけは増やしません。黒ゴマと生蜂蜜を混ぜたものをスプーン一杯舐めると喉の乾燥を抑え、殺菌になりますし、しっかりとグラウンディングさせてくれます。
スパイスを取り入れるのもいいですね。クミンは一番の消化促進剤とされ、アーユルヴェーダでは消化力、風邪、産後、関節痛の薬などによく使われています。体に毒をため込まないように春に向けて少しずつデドックスを始めていきましょう。
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